ヒトリゴト

2025-08-15 06:00:00

旅の余韻 Part1

男旅 DAY1 

伊根の舟屋と、杉の赤身板の外壁。

伊根の舟屋を訪れると、目を引くのが家の外壁。
古い家も新しい家も、ほとんどが杉の赤身の木板でできています。

このあたりのような沿岸部では、やっぱり木の外壁が最強!
とくに杉の赤身は、耐久性・防水性・防腐性にすぐれた天然の外壁材です。

塗装もいらず、手を加えなくても一生ノーメンテナンスで持ちこたえてくれるほど。
年月とともに、表面はやわらかなシルバーグレーに変化して、なんともいい味わいに。
見た目が変わっても、木の内部まで傷むことはありません。
削れば木板の内部は新品のように蘇ります。

そして何より、この木板のすごいところは、湿度と気候に合わせて自然に働いてくれること。

  • 雨の日は、木が湿気を吸って膨らみ、板の隙間がなくなって雨をしっかり防ぐ。

  • 晴れた日は、乾いて縮み、板の隙間が通気をうながす。

この呼吸するような仕組みが、高温多湿な日本の風土にぴったりなんです。

 

見た目も美しく、理にかなった、日本ならではの外壁の知恵。
伊根の町並みを歩きながら、木板外壁の強さと美しさを実感しました。

 

木の外壁を今以上に、提案していきます!

 

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