ヒトリゴト
正しく備える
中村夫妻の友人射場です。
わたしは仕事がら東海エリアを中心に全国のたくさんの住宅会社さんと携わらせていただいているのですが、最近どこの住宅会社も増えている問い合わせは「防災」のことです。
「停電に備えて蓄電池を設置したい」「万が一のことを考えて太陽光を設置したい」などなど、ここ最近の地震や水害を考慮し、万が一の際に備えようとしていらっしゃる方が如実に増えています。
それぞれの住宅会社にそれぞれの考え方があって、どれが「正しい」とは言い難いのですが家は「バランス」が大切だと思っています。
「万が一」を心配し過ぎて過剰に備えることによって経済的に負担が増えてしまっては元も子もありません。
現に中村氏ともこの話になったときに「いやぁ、蓄電池を設置してほしいって言う問い合わせがお客様から来たらオレだったら…」という聞いていて「さすがだな」と思わしてくれる考えを教えてくれました。
そして改めて「この人は本当に商売っ気がないんだ」と若干呆れましたが、若松中村建築はこれで良いというか、これが良いというか。
日々の暮らしの中で家のことや暮らし方のことで不安を抱えていらっしゃるのであれば、是非一度中村氏に相談してみてください。
「なるほど!」というナイスな案を教えてくれますよ。
本能。
若松中村建築の中村です。
先日、もうすぐ上棟のお施主さんと、工場見学をしたときのこと。
お子さんが工場に置いてあった、ヒノキのカンナ屑にぐっと顔近づけて
「いい匂い!」と満面の笑み。
その顔を見て、私も嬉しくなり、すごく幸せな気持ちになりました。
「ヒノキはすごくいい香りなんだよ。」と、教えたわけでもないのに、自然と香りを嗅いで、手に取って、心地良さそうにしている。
これはもともと日本人が持っている、本能というか、感覚というか、やっぱりそういうものがあるんだなと思いました。
日本は、国土の約3分の2が森林で覆われた森林大国です。
昔から家、神社、お寺、学校などの建物、そしてお風呂や、お箸まで、もっとたくさんありますが、木に囲まれて暮らしてきました。
なぜか「安心する。」「落ち着く。」という感覚は、DNAに刷り込まれているのでしょう。
若松中村建築はたくさんの無垢材をいえづくりに使います。
建てたころから何年経っても、来客者は「すごくいい木の香りがしますね。」と言ってくれます。
本物を使った木の家は、訪れた人の心も豊かにしてくれますね。
おいしい夏がきました。
ワッサワッサ
不思議なもので・・・①
実験棟のわが家。
7人家族ということもあって、日々いろんな「暮らしの実験」ができます。
わが家を建てて6年。妻が家族みんなに、ほぼ毎日のように言い続けていたことがあります。
「トイレのスリッパ、出るときにちゃんと揃えてください。」
でも、何度言ってもなかなか直りません。
子どもたちも、大人も。
気づけばスリッパはあっち向き、こっち向き。
そこで妻が始めた新たな実験。
トイレの床に足跡シールを貼ってみました。
すると不思議なことに、みんな自然とその足跡に合わせてスリッパを揃えるようになったのです。
「ちゃんと揃えなさい」と言い続けても変わらなかったのに。
人って不思議ですね。
そのまま4〜5か月ほど過ごし、そろそろ大丈夫かなと思ってシールを剥がしてみました。
すると、みんなちゃんと揃える習慣が身についていました。
改めて思ったのです。
暮らしは「気合い」ではなく、「仕組み」なんだなと。
特に子どもたちを見ていると、そう感じます。
「片づけなさい!」
「手を洗ってきなさい!」
「勉強しなさい!」
親なら一度は言ったことがある言葉ではないでしょうか。
もちろん声を掛けることも大切ですが、それ以上に大切なのは自然とできる環境をつくることかもしれません。
帰ってきたら手を洗いたくなる動線。
使ったら戻しやすい収納。
気軽に机に向かえる居場所。
そんな仕組みがあると、言われなくても自然と行動するようになります。
家づくりも同じです。
毎日の暮らしを頑張りで続けるのではなく、無理をしなくても自然と整う。
そんな間取りや動線を考えることも、住まいの大切な役割だと思っています。
新しい住まいは、暮らし方を見直す絶好のタイミングです。
でも今回の実験で分かったのは、今住んでいる家でも、ちょっとした工夫ひとつで習慣は変えられるということ。
家は建てて終わりではなく、暮らしながら育てていくもの。
これからもわが家の実験は続きそうです。
暮らしの実験、なかなか楽しいですよ。








