若松中村建築

本物の自然素材で、心地よく暮らす。
そんな暮らしを叶えたくて、
ずっと素材を探し続けてきました。

たくさんの家を建てているわけではありません。
1年に3棟ほど。

でも、その一棟一棟は、
じっくり、じっくり。
ていねいに、ていねいに。

向き合っています。

ヒトリゴト

2026-06-10 12:35:00

本格的な梅雨が来る前に。 

若松中村建築の中村です。

わが家で毎年やっている家のメンテナンス

雨の日が続く梅雨。

 

家にとっても一年の中で湿気が最も多くなる季節です。

実は梅雨入りしてから対策するよりも、梅雨が始まる前に少しだけ手をかけておくことで、カビや虫の発生をかなり抑えることができます。

今日は、わが家で毎年行っている「梅雨前のメンテナンス」をご紹介します。

 

① 収納の湿気取りを交換する

まずは押入れやクローゼット、シューズクロークなどの湿気取り交換です。

「まだ水が溜まっていないから大丈夫かな」

と思っていても、梅雨に入ると一気に湿度が上がります。

梅雨前に新しいものへ交換しておくと安心です。

特に普段あまり開けない収納は湿気がこもりやすいので要注意。

 

 ② バイオくん(収納用)の交換

わが家では収納内にバイオくんを設置しています。

なかなかの優れもの。(ちなみにお風呂にも使っています。)

目に見えない部分だからこそ、カビ対策は早めが大切。

気付いた時にはカビが発生していた・・・

ということも珍しくありません。

交換時期を忘れないように、湿気取り交換と同じタイミングで行っています。

 

 ③ 基礎まわりに虫コロリアースを散布

梅雨になると虫たちも活発になります。

わが家では毎年、家の基礎まわりをぐるっと一周するように虫コロリアースを撒いています。

ムカデやダンゴムシ、アリなどの侵入予防です。

家の中に入ってから退治するより、家の外で防ぐ方が圧倒的に効果的。

 

 ④ 雨どいの確認

意外と見落としがちなのが雨どい。

落ち葉や土が詰まっていると、大雨の時に雨水が溢れ出し

外壁の汚れ

軒裏の傷み

基礎まわりの水はね

の原因になることがあります。

梅雨前に一度確認しておくと安心です。

 

 ⑤ 換気扇フィルターの掃除

24時間換気や洗面所、トイレの換気扇。

湿気の多い季節ほどしっかり働いてほしい設備です。

フィルターにホコリが溜まっていると換気能力が落ちてしまいます。

1ヶ所5分ほどで終わる作業ですが、効果は大きいです。

 

家は「壊れてから直す」より「壊れる前に手をかける」

家も人も暮らしも同じですが、

大切なのは大掛かりなメンテナンスではなく、日頃の小さな積み重ね。

わが家でも毎年1.2時間ほどの作業ですが、それだけで梅雨時期の不快感やトラブルはかなり減ります。

 

自然素材の家だからこそ、湿気と上手に付き合える

ここまで梅雨前のメンテナンスをご紹介しましたが、

実はわが家(私の手掛ける家)はもともと湿気に強い家です。

壁や天井、その中身まで自然素材で仕上げているため、室内の湿度が高い時には湿気を吸い、乾燥している時には放出する。

そんな調湿作用を持っています。

また、押入れや収納内部の壁・天井には調湿建材「モイスNT」を採用しています。

湿気がこもりやすい収納空間ですが、モイスNTが余分な湿気を吸収し、カビや結露の発生を抑えてくれます。

そのため梅雨時期でも収納内がジメジメしにくく、布団や衣類も快適な状態を保ちやすいのです。

もちろん家は魔法瓶ではありません。

 

どんなに性能の良い家でも、暮らし方や季節によって湿気は発生します。

だからこそ、湿気取りの交換や換気扇のお掃除など、小さなメンテナンスを続ける。

 

私は家の性能に頼るだけではなく、少しだけ手をかけながら暮らしていく。

自然素材の家はそこに「価値」と「本物の良さ」があります。

少しずつでいいので手をかけてあげれば、しっかり答えを返してくれます。

そうしてあげる事が家を長持ちさせる秘訣だと思っています。

 

家は完成したら終わりではなく、家族と一緒に歳を重ねていく存在です。

梅雨前のほんの少しの手間が、これからの数か月を快適にしてくれます。

 

わが家も今年の恒例行事を終え、梅雨を迎える準備が整いました。

皆さんもぜひ、天気の良い日に住まいをぐるっと見回してみてください。

1