若松中村建築

本物の自然素材で、心地よく暮らす。
そんな暮らしを叶えたくて、
ずっと素材を探し続けてきました。

たくさんの家を建てているわけではありません。
1年に3棟ほど。

でも、その一棟一棟は、
じっくり、じっくり。
ていねいに、ていねいに。

向き合っています。

ヒトリゴト

2026-06-07 09:17:00

不思議なもので・・・①

 実験棟のわが家。

 

 7人家族ということもあって、日々いろんな「暮らしの実験」ができます。

 

わが家を建てて6年。妻が家族みんなに、ほぼ毎日のように言い続けていたことがあります。

 

「トイレのスリッパ、出るときにちゃんと揃えてください。」

でも、何度言ってもなかなか直りません。

 

子どもたちも、大人も。

 

気づけばスリッパはあっち向き、こっち向き。

 

そこで妻が始めた新たな実験。

 

トイレの床に足跡シールを貼ってみました。

 

すると不思議なことに、みんな自然とその足跡に合わせてスリッパを揃えるようになったのです。

 

「ちゃんと揃えなさい」と言い続けても変わらなかったのに。

 

人って不思議ですね。

 

そのまま45か月ほど過ごし、そろそろ大丈夫かなと思ってシールを剥がしてみました。

 

すると、みんなちゃんと揃える習慣が身についていました。

 

改めて思ったのです。

 

暮らしは「気合い」ではなく、「仕組み」なんだなと。

 

特に子どもたちを見ていると、そう感じます。

 

「片づけなさい!」

 

「手を洗ってきなさい!」

 

「勉強しなさい!」

 

親なら一度は言ったことがある言葉ではないでしょうか。

 

もちろん声を掛けることも大切ですが、それ以上に大切なのは自然とできる環境をつくることかもしれません。

 

帰ってきたら手を洗いたくなる動線。

 

使ったら戻しやすい収納。

 

気軽に机に向かえる居場所。

 

そんな仕組みがあると、言われなくても自然と行動するようになります。

 

家づくりも同じです。

 

毎日の暮らしを頑張りで続けるのではなく、無理をしなくても自然と整う。

 

そんな間取りや動線を考えることも、住まいの大切な役割だと思っています。

 

新しい住まいは、暮らし方を見直す絶好のタイミングです。

 

でも今回の実験で分かったのは、今住んでいる家でも、ちょっとした工夫ひとつで習慣は変えられるということ。

 

家は建てて終わりではなく、暮らしながら育てていくもの。

 

これからもわが家の実験は続きそうです。

 暮らしの実験、なかなか楽しいですよ。

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